1.秘密基地的建築物の特徴(小屋、屋台、仮設住宅)
2.生と建築
3.被災地、途上国で必要となる建築的要素
今回は1.について、次回以降で2.以降を取り上げる。
記事の追記、変更は多々行われるだろうが、
もし奇跡的にこの文章を読んでいただけていれば理由は言わずもがなであります。
被災地や途上国での建築に必要なのは即効性、再現可能性、効率性、機能性だと思った。生きる上で必要なマストな要素を考える哲学的な思考も大切だと思った。秘密基地なんてくだらないこと言ってきたけど、やっぱりそんなに悪くないと思う
上:人文祭(2012)秘密基地
左:カブトムシのための家
右:マスコットイメージ
1.秘密基地的建築物の特徴(小屋、屋台、シェルター、仮設住宅)
ボクには正直街中に建っている建築物のほとんどがどうやって立っているか分からない。
コンクリートの時点で練り方知らないし、三階建て以上高い建築物をみてどうやって建っているのかよくよく考えると目眩がするレベル。
そういえば原発の時だってそうだった。
引っ越してきた時に初めて洗濯機を外置きで使うときだって、初めて洗濯機の構造、蛇口から水がどうやって出てるかグーグル先生に教わってボクはこんなにもモノを知らないんだってびっくりした。
なにも構造を知ってるからいい知ってなきゃダメだなんて言うつもりはない。
そんなこといちいち言っていたら生きていけなくなることくらいボクにもわかる。
ただ今回はなぜボクが秘密基地に惹かれるのかそのことを書く。
「秘密基地的な建築物」
例えば部屋の中にロープ張って毛布かけてテントを作る。
社宅の階段の下にゴミ捨てばから拾ってきたタカラモノ達を集めてきてレイアウトする。
鴨長明の方丈庵
コルビジェの休暇小屋
坂口恭平のモバイルハウス
左:坂口恭平モバイルハウス
右:ル・コルビジェ休暇小屋
生きることと密接に絡む建築
生きるために効率的に
住むということと向き合うこういう建築物が大好きだ。
小規模であることや、再現可能性が高いことは結構重要なことだと思う。
建築物そのものが“成長”したり(秘密基地)、“移動”したり(モバイル)
固くなくて柔らかいハードの作り方は可能か。
建築物と思考や
建築物と利用用途が分断されているような状態はあまり理想的ではない。
建築や部屋みたいな住空間はどうしても“箱”的要素が強いので
(雨風から身を守ることは重要だったわけで)
内側からのエネルギーも制限してしまったりする(自由!自由!)
そこに住む人間にフィットしない建築なんて重たくて固くてやりきれない。
賃貸という仮宿は本人が保有していない以上
壁に穴を開けたり、床にペンキを落としたり、外側に拡張したりすれば
もちろん怒られる訳だ。
土地という概念についても同じようなもので
土地を“所有”するというなんとも不自然なルールのおかげで
先祖代々受け継がれる“土地”なんてものがあったり
誰も使ってない“土地”でなんとか生きながらえようとする人間が排除されたりする
左右共にGoogle画像検索「ホームレス対策」
鴨長明の方丈記の冒頭を思い返せば、
坂口恭平のモバイルハウスについても
自ずとスタート地点が見えてくる。
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